短期間で合格する方法を私なりにまとめてみました。
理系の大学を卒業後、技術系の仕事をしていることもあり、簿記は自分には関係ないと遠ざけていました。
しかし、リベ大@両学長のYoutubeをきっかけに副業を始め、簿記の必要性も知り、本腰を入れて簿記を勉強することにしました。
仕事でも、今後は財務諸表などの知識が必要になりそうなので、勉強するタイミングとしては、今だと思いました。
これまで技術系の資格は結構取得してきたので、資格試験は得意な方です。
しかし、簿記はその独特の世界観から、なかなか取っ付きにくいと感じました。
仕事や家族サービスでなかなか時間が取れない中、スキマ時間を活用しながら、短期間で効率的に日商簿記3級に合格したので、その方法をまとめました。
社会人の資格取得のコツ① スキマ時間を活用する
社会人が資格取得を目指す場合、問題になるのは時間です。
フルタイムで仕事をすると、朝の7時から夜の7時、8時くらいまで、人によってはそれ以上に遅くまで、まとまった時間は取れないと思います。
帰宅後も、家族と過ごす時間は必要なので、机に向かって勉強するとなると、結局は夜の10時、11時スタートとなります。
そこから机に向かい勉強してもせいぜい1時間です。
夜ふかしするのは、睡眠時間を削ることになり、勉強効率が落ち、仕事にも支障がでるのでやめておきましょう。
睡眠は大事です!
日商簿記3級に合格するには50~100時間が目安と言われており、毎日1時間勉強しても、2~3ヶ月程度はかかります。
また、毎日夜に1時間勉強するというのは、なかなかハードルは高いです。
そこで重要なのはスキマ時間の有効活用です。
通勤時間、始業前、休憩時間などに10分ずつでも勉強すれば、30分程度は時間を確保することができます。
昼休みに勉強していると、同僚が興味を示すかもしれません。
その時は『簿記3級を受けるんだ』と宣言しましょう。
宣言することで、勉強をやらざるを得ない状況を作り出すのです。
社会人の資格取得のコツ② お金を惜しまない
社会人が資格を取得する場合、時間が不足します。
それを補うためには、お金を惜しみなく使いましょう。
100時間勉強するとなると、時給2,000円だとしても20万円相当になります。
それと比較すると、テキストや問題集などを手当り次第購入しても1~2万円程度で大したことはありません。
ただ、やみくもに教材を購入しても、意味はありません。
私の場合、リベ大で紹介されていた『クレアール』で日商簿記3級パックWeb通信講座を受講しました。
テキスト、問題集、模試、講義動画などがセットになって10,000円程度なので、かなりお得だと思います。
教材は人によって合う合わないがありますので、まずは資料を取り寄せましょう。
私は、クレアールで少し勉強したのですが、合わないと思い、教材を切り替えました。
クレアールはテキストと問題集がPDFでももらえるので、プリントアウトし、テキストと問題集をフリマで売るという手もあります。
2,000~3,000円程度にはなると思います。
また、書店などで立ち読みをし、ピンと来る本があれば、とりあえず購入しましょう。
私は、入浴中にも勉強するため『スッキリわかる 日経簿記3級』を購入しました。
クレアールやスッキリわかる日経簿記3級で理解できなかったり、気分転換したいときには、ふくしままさゆきさんのYoutube動画をみました。
スキマ時間の活用にはスマホアプリも有用です。
『パブロフ簿記3級』はiPhoneでもAndoroidでも勉強することができます。
私は、通勤中、満員電車で勉強しました。
家ではなかなか勉強できないので、会社帰りにカフェで勉強したりもしました。
1回のコーヒー代400円程度で20回は通ったので、約8,000円です。
何回も受験する方が時間とお金は無駄になるので、このあたりのお金は惜しまず使いましょう。
また、お金を使ったほうが、自分を追い込むことに繋がり、勉強せざるを得ないという気になります。
社会人の資格取得のコツ③ 結局過去問が一番大事
資格取得のコツは、過去問をひたすら解くことです。
どんな資格試験でも共通している鉄則です。
テキストも過去問を解くための方法を理解するために存在します。
先ほど紹介した教材である程度勉強したら、過去問を解きましょう。
私の場合、『パブロフ簿記3級』で70点くらい取れるようになって、過去問に取り掛かりました。
過去問を何度も活用するため、解答をノートに書くという方もいると思いますが、私は本に直接記入します。
もし2周目をやるとすれば、また買えばいいだけです。
お金を惜しむべきではありません。
日商簿記3級の試験は問1~問5まであり、アプリで70点くらい取れるようであれば、問1に関しては半分くらいは理解できると思いますが、他は全くといっていい程分かりません。
0点という人も多いと思います。
でもそれでOKです。
分からないなりに解き、解答やテキストを見て、何となく分かった気になったら、次の回を解きます。
同じ問題を何度も解くのではなく、別の回の問題に移りましょう。
出題パターンがおおよそ掴め、だんだん点数も取れるようになっていくはずです。
併せて『パブロフ簿記3級』もスキマ時間に取り組みます。
簿記に慣れてきたら分かりますが、簿記は仕訳がすべてです。
問1は無論、問2~問5も結局は仕訳の問題です。
最終的には、すべて100点取れるようになるまで繰り返してください。
かんたんな仕訳が瞬時にできるようになれば、合格にかなり近づきます。
2020年12月より、ペーパーで行う従来の試験方式(統一試験方式)に加えて、随時施行が可能なネット試験方式(CBT方式)が加わりました。
社会人の資格取得のコツ④ 会場に行き受験しよう!
当たり前ですが、受験しないと合格はしません。
しかし、勉強が不足していると、受験すること自体が億劫になります。
気持ちを奮い立たせ、受験会場に行きましょう。
私のおすすめは、受験会場を少し遠方にし、受験会場の近くに前泊することです。
宿を予約することで、受験せざるを得ない状況を作り出すのです。
また、短期間で合格を目指す場合、受験前日に勉強するかしないかは合否を分けます。
前泊し、5~6時間集中して勉強することができれば、合格は近づきます。
私の場合も前日に勉強した内容が試験に出題されたので、合格しました。
勉強していなかったらその問題はまるまる落としていた可能性があり、不合格になっていたと思います。
家を出る際には忘れ物だけはしないようにしましょう。
中には、電卓を忘れるといった致命的なミスをする方もいるようです。
まとめ
簿記はあまり馴染みがない用語が多く出てきますし、仕訳など独特の知識が必要です。
特に勉強し始めの取っ掛かり、「借方?」「貸方?」と悩んでいるときが一番ちんぷんかんぷんな状態です。
そこさえ乗り切れば、簿記3級はパズルのように感じるようになり、だんだんと楽しくなってきます。
貸借対照表と損益計算書の貸借がピタッと一致したときは、快感です。
簿記の知識は社会人、特に管理職にとっては必須の知識だと思います。
お金を惜しまず、スキマ時間を有効に活用し、効率的に勉強し、簿記3級にサクッと合格しましょう。
本記事がみなさんのお役に立てば嬉しいです。
私は、次はFP3級に挑みます!